アラジンのヒットから考える最近のヒットする映画は?!(ネタバレ注意)

アラジンが大ヒット

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実写版のアラジンが大ヒットしています。

なんと、6月22日~23日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)によると、3週連続で首位をキープしています。公開から17日間で累計動員は385万6800人、興収は55億1530万円を突破しました。

 

なぜ、そこまでアラジンが人気なのか、考えて見ました。

 

結論:主人公の葛藤活躍するシーンのメリハリが、親近感を与え、観客を引き込む映画と言えます。

 

1、アニメから人気がある

もともとアラジンはペルシャを舞台とした物語『千一夜物語の中の一つの物語をディズニーが1992年に長編アニメーション映画として公開し、この時も大ヒットしました。なので、話題性のある映画を実写化したことで、ある程度の収益を見込めていたと思います。

 

 

 

2、共感を得やすいストーリー

大きな夢を描きながら、栄光と挫折を描くことで、見る人に夢と親近感を与える主人公がヒットしています。

   夢   :プリンセス・ジャスミンとの結婚

          ↓

  転換期  :魔法のランプを手に入れる

          ↓

仮の栄光:魔法で王子になり、全てが順調にいく

          ↓

    挫折   :国務大臣のジャファーの野望に負ける

          ↓

    栄光   :自力でジャファーに打ち勝ち、ジャスミンと結婚

 

うまく行くときほど、自分はすごいと錯覚します。

しかし、そこでの小さな失敗で歯車が崩れたかのように、大きな挫折を味いますよね。

人生どん底状態です。誰にも経験があり、親近感を与えやすいのかもしれません。

 

 

 

3、歌って、踊る


「アラジン」アリ王子のお通り(吹替)

見ると、基本的に歌と踊りの多い映画です。踊りは迫力がり、引き込まれる映像になっています。

音楽と踊りで気持ちを表現していることがわかります。

気持ちのメリハリが音楽に表れ、観客に今のシーンの状態をわかりやすく表していると思います。

 

 

 

4、最近のヒット

最近の日本でよく、話題になる映画の特徴は、主人公の生い立ちにスポットあて、歌って踊る映画が近年ヒットしていると思います。

 

ボヘミアン・ラプソディ興行収入:130億円)


映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!

こちらは、伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカリストフレディ・マーキュリーを主人公に、フレディ・マーキュリーの挫折と栄光を半生を描いた映画です。作中には大ヒットした楽曲が多数使われており大興奮する内容の映画でした。

ぜひ見ていない人は、見てください!

 

グレイテスト・ショーマン(興業収入:52億円)


映画『グレイテスト・ショーマン』予告D

グレイテスト・ショーマンは、19世紀に活躍した興行師、P・T・バーナムの挫折と成功の半生を描いたミュージカル映画です。ミュージカル要素が強く、歌って踊る場面がなんども出てきます。

ぜひ見ていない人は、見てください!

 

 

 

まとめ

このように、最近ヒットする映画は、主人公の挫折栄光にスポットが当てられ観客が身近に感じられる主人公が多いです。

たとえ、スーパーヒーローだとしても、それぞれには苦悩しているシーンが必ずあり、自分と葛藤していると思います。この葛藤しているシーンが見ている人に共感を与えるのではないでしょうか。

そして、音楽やダンスを交え、強弱をはっきりしている映画が多いように感じます。

 

結局のところ、主人公の葛藤と活躍するシーンのメリハリが、見ている人を引き込む映画の必須シーンと言えます