世界史は見方で変わる!

学校で習う世界史がいかに偏っているか!

 

本の話をする前に、私たちは中学校、高校で世界史を少しは勉強した事あると思います!

 

これらの授業内容は文部科学省が決めており、それに基づいて、先生方は日々授業を行います。ただか、決して内容が間違っていると言う訳ではありません。

ただ、歴史と言うのは事件史(戦争史)とも言われるように、基本的に戦争や事件など出来事を過去から順番になれべて教えていく形が多いです。だから、芸術・文化などはまとめて少ししかやらないのです!

 

そして、事件史は勝った者が歴史を書き換える部分が少なくあります。

何故なら、戦争や事件を正当化し、次の秩序を安定的なものにするためです。

どれだけ、良い文化があったとしても、どれだけ酷い戦争であっても、勝った人々は戦争を正当化する必要があるので、史実に少し編集を加える事があります。(人道的に問題のある原子爆弾を使用したアメリカも早く戦争を終わらすためにと言う理由で使用を正当化しています。)

勝てば官軍、負ければ賊軍!正にこれです!

私たちが学校で受ける歴史の授業の内容な基本的にこの流れにあると思って頂いて大丈夫です。

 

そして、この本の面白いところは、お金を通して、世界史を見ているところです。

お金の成り立ち、税金制度、国家を運営していく中の法定通貨の生まれなどお金をベースに書かれています。

 

特に筆者が税務官だった事もあり、税金をベースに歴史を見られているので、戦争の新しい原因感に触れる事が出来ました。

 

拡張しようとする帝国主義、勃発理由がよく分かりにくい第一次世界大戦、急に始まる大航海時代、急に出ていつも間にか終わっているモンゴル帝国アメリカの成り立ち・飛び地のアラスカ、フランス革命・ナポレオンの失敗などなど、歴史好きの私も疑問に思っていた事がスッキリした内容がたくさんありました。

 

ここで私が一つ面白かった話を要約したいと思います。

 

最近モンゴルに行った事もあり、モンゴル帝国はとてっも面白かったです。

日本の初めての対外戦争!日本は鎌倉時代

モンゴル帝国はヨーロッパ近くまで勢力圏を広げ、征服地の様々な文化を奨励し、帝国として繁栄していました。あれだけの大きい領域になったアジアの帝国はモンゴルだけだと思います。

そんなモンゴル帝国が歴史の教科書では1Pもない内容で終わってしまうの不思議じゃないですか?

本書によると、帝国として栄えたそうですが、その歴史は短く、最終的には拡張しすぎた帝国を経済的に維持できず、衰退したとのことでした。

このオチはよくある帝国オチですが、それを詳しく書かれています。あまり内容を書きすぎると、本が面白くないのでやめときます。

 

最後に

何度も言いますが、私たちが普段接している歴史とはその時代に生きた人が編纂したものであり、多少編集が入っているのは当たり前です。

その編集されら、様々な角度でみる力を付けれると、多角的に物事を見れる力が付けれるのではないでしょうか?

 

現代はインターネットの発達により、情報に簡単いアクセスできるようになっているかと思います。正しい内容や、間違った内容、あえて編集された内容など様々な情報が濁流のようにインターネットの世界には流れているからこそ、正しい情報を取捨選択できるように、私たち現代人は情報の取捨選択でき多角的に物事を見れるようにならないといけないと思います。

 

そんな、多角的に物事を見れるようになるきっかけになる一冊だと私は思います。

ぜひ、読んで見てください!