4月から働き方が変わったけど、どう変わたのか?

4月になりました。

今年は急に寒くなったりで、なかなか満開になりませんね

 

そして、4月から、働き方も変わりました。

実際どう変わったか、私たちサラリーマンにどう関係するのか知る必要があります。

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では、どのように変わるか見て見ましょう。

 

残業について

この4月から施行される働き方改革関連法により、時間外労働(残業)について上限規制が強化さ、違反企業には罰則が課される事になります。

  • 残業とは

労働基準法の第32条によると、「休憩時間を除く1週間の労働時間は上限40時間、1日の労働時間は上限8時間」が法定労働時間と定められています。

なので、この週40時間を超えた部分が時間外労働とされます。

 

  • 4月からの規制とは

基本的な上限は

  1. 「月45時間」
  2. 「年間360時間」の残業時間です。

となっています。

 

基本的に45時間以内でなければならないと考えればいいと思います。

 

そして、「単月100時間未満(法定休日労働含む)」については

   労使協定の合意の上で、

  1. 「単月100時間未満(法定休日労働含む)」
  2. 「年720時間以内」
  3. 「原則の月45時間を超えるのは年6回」
  4. 「2~6ヶ月間の平均残業時間が80時間以内(法定休日労働含む)」

という形で残業に上限になります。

 

  •  法律の実施時期は

大企業の場合は、残業時間の規制の適用が2019年4月から

中小企業の場合は、2020年4月予定です。

その他、業種によっては2024年4月から適用される予定となっています。

 

また、残業時間の上限規制に違反した使用者に対して、

半年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。 

 

高度プロフェッショナル制度

年収1075万以上の一部専門職にいついては、

労働時間規制から対象外にすることが出来ます。

ただし、労働者本人の同意と労使による委員会の決議が必要となります。

 

 

年次有給休暇を企業が取らせる義務

有給休暇についても変更があります。

 

年次有給休暇を年休10日以上を得られている労働者を雇用する企業は、

それぞれの労働者に対し有給休暇を5日以上消化させることが企業の義務となります。

 

要するに、年間に10日以上の有給休暇を持っているサラリーマンは最低でも5日間は有給を消化しなければ、ならないとう事です。

 

 

出産前後の国民年金保険料の免除

次に国民年金保険料の値上げについてです。

国民年金に加入する女性について、出産月の前月から4ヶ月の保険料を免除となります。そのため、財源確保のために保険料は一律70円増額月1万6410円に増額する事になります。

 

まとめ

以上が我らサラリーマンに関わる大きな変更です。

 

残業代が減る事で、手取りに大きく影響することは間違いないですね。

そして、保険料が上がるのも少子化中では納得出来ますが、値上がりすると言う意味では辛い部分でもありますね。

 

なかなか給料が上がらない状況を考えると、とても辛い状況であるかもしれませんが、何としても、給料をあげる為に、成果のある仕事をし、年収アップを目指したいです。

 

 

労働力って何? 給料って何?

自分の給料に満足してますか?

 

自分の仕事は評価されてますか?

 

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「満足して居ない」と答えた方!

 

じゃなあなたはいくらが自分の労働力に適した給料金額と言えてますか?

 

多くの社会人の人は会社などに勤め、毎月給与を貰っていると思います。

 

そして、「この給料ならバイトの方が時給いいじゃん」と思うようなこともあるかもしれません。

 

今回は、労働力と給料について考えたいと思います。

 

労働力とは

労働力とは何か?

これは私たち、雇用される側が提供できる一つの能力だと思います。

例えば、体力、精神力、時間、〇〇資格、〇〇の経験、〇〇の実務能力など、これらの能力を元に、会社に提供できる力が労働力だと思います。

 

と言うことは、

労働力とは私たち労働者が会社に販売できる商品のことと置き換えることができるのではないでしょうか?

労働力と言う商品を供給できるのは労働者のみ

 

給与とは

給料とは何か?

会社から報酬として、多くの人は給料を貰っていると思います。

これは労働に対する対価に当たるものだと思います。

会社が労働力と言う商品を買っている事になります。

要するに利益を出すための投資という事です。

 

給料と労働力を組み合わせて考えると

私たち労働者は会社に労働力を提供し、会社から報酬を貰っています。

 

別の言い方をすると、

私たちは労働力という商品を販売し、

会社は労働力という商品を購入しているとも言えます。

 

そして、労働力の価格付けと言う部分がとても重要になってくると思います。

どんな商品を売るにしても、購買層と価格付けは、売り上げに大きく作用する要因だと思います。

では、労働力の値段付けは誰が行なっているでしょうか?

  1. 雇用される側
  • 新卒

新卒入社の場合、面接時に給与の話はあまりなく、内定を貰った後に、額面などがわかるかと思います。そして、額面の交渉などはほとんどないと思います。(僕が経験した中では、ありませんでした。)そう意味では会社に給料の決定権があるように思われます。

これは、金額交渉がある程度できるかと思います。

選考の時点で、給与面や働き方、仕事内容などの部分で交渉が可能なので、最終的な決定権は会社が持っているかもしれませんが、決定内容に関してある程度の影響を与えることが出来るので、労働者、雇用者両者かもしれません。

 

  1. 会社側 

 では会社はどのような基準で決めているでしょうか?

まず大前提に会社側としては、会社にどれだけの利益を生み出すかで、金額を決めると思います。

ただし、最低限はギリギリラインで労働者が生活できる金額になるかと思います。

家に帰り、明日も働くことができる労働力を回復できるだけの生活ができる金額(給料)を払うと思います。

そして、最低限の金額にプラスその人の能力値分がプラスされた金額で給料が決められるのではないでしょうか。

この辺の考え方はマルクス考え方が適していると思います。

 

 

と言うことは、労働者は自分の商品である労働力を提供し、

会社に利益を出す活動に従事し、会社側は「最低限の生活ができる」+「能力値」

金額を決めるのではないでしょうか。

 

 まとめ

  • 労働者は労働力と言う商品を会社に売る。
  • 労働者は労働力と言う商品で会社に利益を出すように活動する。
  • 会社は労働力と言う商品を買う。
  • 会社は労働者が労働力を回復できるだけの、給料と言う費用を出す。

 

これが労働力と給料の関係ではないでしょうか。

 

そう考えると、給料の金額が業界、業務内容により大きな差が生まれる事に納得できるのではないでしょうか。どれだけの利益を会社に提供できるかで金額が決まる。

 

だから、部門や業務によって同じ会社でも金額が生まれると思います。

 

事実、昨今では確実に年功序列制度が崩壊傾向にあることがこれに関係する部分だと思います。

 

ただ、私たちが労働者としては給料以上の仕事をするのは無駄なように感じるかもしれません。

 

しかし、この給料以上の仕事をすることで、自分の経験値が増えるようにすれば、転職などで市場価値をあげることができるのではないでしょうか?

 

新卒で仕事をしていると、「この給料」と思う思うことがあるかもしれませんが、次のステップアップを考えると、ぜひ、「この給料」と思わず、次へのチャンスの為に経験値を自ら掴み取ることが重要なことだと思います。 

 

大手企業と言えど45歳以上のサラリーマンが辛い状況に

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昨今、大手企業で45歳以上の社員に対し、早期退職や希望退職者の募集が募られていることが少し話題となっている。

 

blogos.com

 

45歳以上の早期退職募集

  1. 地図事業
  2. 理由:出版不況や無料ナビアプリの影響で業績が悪化した
  3. 対象:45歳以上の従業員80人程度の希望退職を募集。

 

  1. 飲料メーカー
  2. 理由:人手不足による物流費の上昇で利益の確保が難しいこと
  3. 対象:45歳以上の社員を対象に希望退職者700人を募集

 

  1. 薬品メーカー
  2. 理由:新卒採用を2倍に増やし、組織の若返りを目指す
  3. 対象:45歳以上で勤続5年以上の100人程度の募集(応募者には割増退職金を支給するほか、本人の希望に応じて再就職の支援)

 

  1. 家庭用電子製品メーカー
  2. 理由:「不明」
  3. 対象:グループ会社で間接部門やハードウエア領域の特定部門に在籍している45歳以上かつ勤続5年以上の従業員。募集人数は上限を設けない。

 

  1. 薬品メーカー
  2. 理由:創薬経営資源を振り向けるため、選択と集中を加速
  3. 対象:45歳以上かつ勤続5年以上の社員を対象として約1600人の希望退職者を募集(応募者には通常の退職金に加算して割増退職金を支給する。希望者には再就職も支援)

 

  1. 電子製品メーカー
  2. 理由:収益改善策の一環
  3. 対象:国内の営業部門の45歳以上の社員、募集人数は設けていない(通常の退職金に加えて、特別退職金を支給)

 

  1. スポーツ用品販売
  2. 理由:社員の若返りなどを目的とした構造改革の一環
  3. 対象:同社とプライベートブランド(PB)を製造する子会社ジャパーナ(名古屋市)の45歳以上64歳未満の正社員と契約社員を対象に約300人程度募集

 

 

軽く調べて見ただけで、多くの会社が出てきた。

これは2018年〜2019年の間に出された、企業発表をまとめたものだが、主に上場している会社のみなので、非上場を含めるともっとあると思われる。

 ただ中小企業は人材不足な状態が続いているので、このような大胆な早期退職をできるのは大手企業だけかもしれない。

 

45歳をボーダラインとする理由は?

「人材研究所の曽和利光さんによると『45歳以上はちょうど団塊ジュニアがいて、人がだぶついている』にも関わらず、『氷河期世代で、マネジメント経験を始めとするビジネス経験を積めなかった』ことが要因にあると指摘する。」上記記事より

 

 

確かに前職のメーカーでも団塊ジュニアがたくさん居た。

私は前職の会社が平均年齢が44歳と高く、20歳代の私の直属の上司は40代後半の方だった。出先ということもあったが、そこには10人近くの人が居たが、8割が40代後半以上であった。

 

 

 

その中で、一番感じたことは、新しいことを取り入れようとしないことであった。

 

 

もともと会社的にもマニアルなどもなく、顧客情報もデータ化されていない状況であった。歴代担当者から、口頭に近い引き継ぎ状態となっている。

 

また、エクセルの合計なども満足に使えないような年配の方もいた。

 

そうした、状況下で以下のような試みをしたが

・データ化することで顧客分析・売上分析

SNSの活用

・他業種へのアプローチ

・IT活用の理解

・デジタル携帯媒体へのカタログ収録

 

結局のところ、これらのものを全て形にしたわけではないが、いくから形にしたが、最終的にはデータ等を扱える年配の方がおらず、私の退社とともに無駄になった。

 

 

結論を述べると、45歳が早期退職基準に適しているかはわからないが、新しいことを取り入れるにとても時間がかかることがわかった。

 

先輩方の経験はとても勉強になることもたくさんあったが、市場的にも人材不足で、IT活用が急務な状況下でありながら、進んで取り入れようとする新しいことを学ぶ姿勢がないの先輩方がリストラ対象になるのかもしれない。

 

もちろん50代の方でもバリバリ新しいことを取り入れてる人もたくさんいるが、多くの人は新しいことを取り入れて環境を変えるより、現状維持に甘んじている側面が強いのではないかと感じた。

 

 

だからこそ、会社は45歳以上に早期退職を募集し、若い世代を活用できるよう、しているのかもしれない。それが、全て良い政策とは思わないが、もう少し環境変化に柔軟になり、若い世代も常にアップデートできる人が増えなければ、日本の企業はグローバル的にはしんどいかもしれないと思う。

だからこそ、若い世代も年配の世代も関係なく、今後より生活に関わってくるであろう、IT技術に関しては理解する必要があると思う。

人工頭脳や、IoT家電など、ますます生活に身近になる技術を毛嫌いするのではなく、理解し取り入れる姿勢を持って生活すべきだと思う。

【ネタバレ注意】『ネタバレあり』PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」感想・考察

f:id:cook2sei:20190319204645j:plain(C)サイコパス製作委員会

アニメサイコパスの続編、PSYCHO-PASS サイコパス SS Case.3「恩讐の彼方に__」の感想を今回話してみたいと思います。

 

初めまして、 クック2世です。

今回もよろしくお願いします!

 

 


『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』予告編


【ストーリー】

2116年に起きた東南アジア連合・SEAUnでの事件後、狡噛慎也は放浪の旅を続けていた。南アジアの小国で、狡噛は武装ゲリラに襲われている難民を乗せたバスを救う。その中には、テンジンと名乗るひとりの少女がいた。かたき討ちのために戦い方を学びたいと狡噛に懇願するテンジン。出口のない世界の縁辺で、復讐を望む少女と復讐を終えた男が見届ける、この世界の様相とは…。

 

 

今回のCase.3は劇場版サイコパスのその後を舞台しています。

狡噛慎也がSEAUnで一匹狼の傭兵として、活動していたことから、映画が始まります。

 

 

~ネタバレ注意(感想・考察)~

時系列的にはSEAUnでの活動後の2117年11月であり、Case.1が2117年の冬の事件であったことから、現在の話となります。

 

そして、外国のチベット・ヒマラヤ同盟国を舞台にしているため、常森茜監視官や霜月監視官の活躍は全くないです。

 

 だた、やはりCase.2で登場した、外務省行動課の花城フレデリカはやはり登場してきました。

 

Case.2で外務省は新しい海外での動きを模索している主旨を執行官の須郷徹平に話し、フレデリカは須郷執行官を外務省の新しい部署にスカウトしていました。

 

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やっぱりこれが繋がってきました。

 

そして、フレデリカは雑賀教授の受講生だったことも分かりました。

 

洞察力とか見ていると雑賀先生の教え子だとよく分かります。

 

サイコパスは随所に話を繋げる工夫がされており、見ていいて飽きることがありませんね。

 

 

 内容的にはチベット・ヒマラヤ同盟国にて和平交渉が行われ、平和を作り出そうとしている傭兵部隊が、実は戦闘も煽っている。

それを狡噛が暴くようなものです。

 

よくある「マッチ・ポンプ」です!

 

狡噛も説明していました、「マッチ・ポンプ」とは自らマッチを使って火を起こし、自らポンプで水を送って消火することです。

 

 戦闘が無ければ、傭兵の仕事がない、仕事が無いなら、自ら戦闘を起こし、傭兵業を廻すと行ったことです。

 

これ自体はよくある手法です。

 

これをやっていたのが、国連の平和維持活動PKOの精神を引継ぎ、活動するギレルモ・ガルシアです。

 

ガルシアは表向きにはガルシアセキュリテーを作り、自らは平和の使徒として、和平を作りだす正義の傭兵団として活動して言いますが、裏では別働隊を指揮し、戦闘を煽る活動を行っていました。

 

 

そして、この証拠をテンジンが見つけるのですが、彼女がとても考える言葉を発しています。

 

 

和平交渉が破綻しないように、交渉が締結するまでは手を出さないで欲しい、

仮の平和でも紛争をするよりいい

この言葉は考えさせられますね。

 

押井守監督の劇場版パトレイバー2後藤隊長の言葉を思い出します。

不正義な平和だろうと、正義な戦争よりよほどましだ

押井守監督の考え方がここに繋がるのは少し面白いです。どちらも近未来の世界の警察官を主役にしているとこが、またいいです。

 

現在も世界各地で紛争が起きています。

忘れられたイエメン、シリア、コンゴ、チャド、イラクアフガニスタン南スーダンソマリアミャンマーなど、数えきれない紛争地があり、多くの子どもが犠牲となっていることを忘れてはいけません。

 

今も弱気ものが戦闘に被害者となっています。

正義を語り、紛争を煽る人間と不誠実でも平和であること、このどちらが、良いのか。これはとても考えるべきことではないでしょうか。

 

テンジンも両親を紛争で無くした、紛争の被害者であったことがこの言葉に重みを持たせています。

 

 

まとめ

全体に的には、Case.1が哲学的な要素が多く、Case.2で戦闘シーンが多く、Case.3で狡噛と槙島 聖護 の対話と最後の戦闘シーンを見るに総括的な描き方だと思います。

 

戦闘シーンも序盤と終盤にまとめ、中場を哲学的な要素でまとめると言う描き方はアニメ第1期に似た描き方ではないかと思います。

 

そう言う意味でも今回は見応えのあった話でないかと思いました。

 

今後について

今回3期連続でサイコパスSSが公開されましたが、

 

Case.1では霜月美佳監視官と宜野座伸元執行官

 

cook2sei.hatenablog.com

 

 

Case.2では征陸智己執行官と宜野座伸元執行官

 

cook2sei.hatenablog.com

 

Case.3では狡噛と現地の子どもテンジン、

 

とそれぞれが罪を犯した人でありながり、罪とは別に親子関係のような部分が見られました。

 

これはアニメ版第3期の伏線かと思われます。

 

もちろん狡噛慎也が日本に帰ることを了承したこともとても関係しているのだと思われます。

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この流れからくるに

アニメ第3期がとても待ちどうしです!!!

 

 

 

 

【ネタバレ注意】『ネタバレあり』PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」感想・考察

 アニメサイコパスの続編、PSYCHO-PASS サイコパス SS Case.2「First Guardian」の感想を今回話してみたいと思います。

 

初めまして、 クック2世です。

今回もよろしくお願いします!

 

 

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*1

 

 

【ストーリー】 
「“フットスタンプ作戦”……あそこで、本当はいったいなにがあったんですか!」

 常守 朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年夏、沖縄。国防軍第15統合任務部隊に所属する須郷徹平は、優秀なパイロットとして軍事作戦に参加していた。
 三ヶ月後、無人武装ドローンが東京・国防省を攻撃する事件が発生する。事件調査のため、国防軍基地を訪れた刑事課一係執行官・征陸智己は、須郷とともに事件の真相に迫る。

*2

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今回のCase.2はアニメ1期の前を舞台にしています。だから、常森茜監視官や霜月監視官の活躍は全くないです。

 

ただ、公安局刑事課一係の征陸智己執行官や現在一係執行官の須郷徹平の過去が明かされ内容となっています。

 

Case.1でも書きましたが、サブタイトルのSinners of the Systemの意味を考えると、Sinners of the System とは「犯罪者の成り立ち」という意味に取れます。

 

今回のCase.1.2.3はどれも潜在犯へのきっかけ、向き合い方を考えたものではないでしょうかシビュラシステムと言う現存のシステムの中に生きる人間が、それぞれがどのように潜在犯になり、その自分とどう向き合いながら人生を歩むかを描いていたと思います。

 


『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian』スポット

 

 

 

 

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」 (BLADE COMICS)

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」 (BLADE COMICS)

 

 

~ネタバレ注意(感想・考察)~

シビュラシステムと人間

今回はあまりシビュラシステムの活躍はなかったと思います。どちらかと言うと戦闘シーンが多い、劇場版に近い感じの映画だったなと思います!

また、覇権争いに明け暮れす人間らしい部分もあったので、やっぱり人に焦点があると思えました。

 

「フットスタンプ作戦」

話の流れとしては、外務省から人事交流で出向してきた花城フレデリカが須郷監視官を外務省の特殊部隊に誘うところから始まります。

 

もともと須郷監視官は国防軍第15統合任務部隊に所属するエリート軍人であり、極秘作戦「フットスタンプ作戦」に参戦していたのです。

 

そしてその戦闘地域は、劇場版で登場するシーアンと言う国家であり、シーアンはシビュラシステムと国防軍や外務省の覇権争いの一つのに利用されていたことが分かりました。

 

国内での覇権争いに負けた、国防軍と外務省は官僚機構特有の覇権争いを非合法の素で行いっていたのです。

(現実世界でもありそうなことですね。)

 

 

征陸智己執行官

色々と考えました。

だって、征陸役の有本さんがついこの前亡くなったことを考えるとやっぱりこの濃さはサイコパスに重要だったな〜としみじみする程です。

 

征陸執行官が一番人間らいしと思います!「己の正義」を貫きとをそうとしているところ。

 

自分の失態が家族に迷惑を掛けながらも、息子の力になろうとしているところ。色んなことに悩みながらも一係の父的な存在感を出していたと思います!

 

 

まとめ

篝執行官や青柳監視官をスクリーンで見れたのはやっぱり嬉しいです!

篝君が「ギノ先生」って言っているところとか、最高でした!やっぱり篝君と狡噛執行官、宜野座監視官のメンバーは見ていてとても好きになるキャスティングですね!笑

懐かしい感じのあったCase.2ですが、。。。

 

 

最後に外務省から出向してきた花城フレデリカが、海外の情勢が不安なことを語っていたこと、Case.3が狡噛慎也と海外の様子を画いていることから見るとこの3部さくはやっぱり繋がっているのではと、次へ大きな期待が生まれます!

 

 

*1:PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case 2 First Guardian キービジュアル@サイコパス製作委員会

*2:PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case 2 First Guardianより

アウトプットがいかに重要であり、成果に結びつけるには!

樺沢紫苑著の『学びを結果に変えるアウトプット大全』を読みました!

 

初めの印象は、割と分厚いと思い読み始めましたが、

 

図解などが多くとても読みやす本でした。

 

 

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

 

 

内容的にはどれだけインプットを行っても、あまり効果が見込めないと言うものです。

本書は、インプットとアウトプットの関係性、アウトプットの重要性、アウトプットの仕方という順番にアウトプットが如何に重要かを述べ、アウトプットの理想的な方法を提示じしていると思います。

 

実際、こうやったまとめることが、アウトプットであることは間違い無いと思います!

 

特に私が興味を持った3つの部分を今回紹介したいと思います。

 

3対7の法則

「勉強したのに、自己啓発本を読んだのに、」

と思う機会ってありませんか?

「テスト前に教科書を読んだり、参考書を読んだのに、テストはさんざんだった。」と思ったことは誰でもあるかと思います。

本書によるとこのインプットの作業をどれだけ行ってもあんまり効果が薄いとのことでした。

 

実際はインプット3に対して7のアウトプットが一番効果的とのことです

 

例えば、

教科書を読む量を3として、問題集を解く量を7とする。

毎月3冊の本を読むところを、1冊にして、SNSやブログでまとめ、感想を発信する。

 

これが一番記憶に定着するとのことです。

 

頭に叩き込みことも重要ですが、その知識をどのように使いかで、脳はその知識が重要か判断し、記憶として保存するかを自然に破棄するかを判断しているみたいです。

使えば使うほど、この情報は重要だなと思わせることが、記憶として定着するもっとも効果的なことらしいです。

 

 

手書きでの書き出し

何かを感じだ時、思った時、映画を見た時など、どんな時でも思ったことはその場でメモすることがとても大切です。

 

特にそれを手書きでノートに書くのはとても良いとのこと。

 

思ったことを手で書くと言う動作と共に脳に記憶できるかららしいです。脳はその時の感情や周りの状況を一緒に記憶するそうです。

確かに、「この匂いは・・・。とふっと懐かしい記憶が蘇ったりする」ことってありますようね。人の脳はいろんなことを関連させながら、記憶を保存するそうです。

 

だからこそ、手書きのノートに書いてまとめると言うのは記憶にとても効果的とのこです。

 

睡眠の重要性

 

睡眠中「夢」を見ることがあると思いますが、

 

「これってこの前行った場所に似ているな、

この話って前したよな」

 

って思うような夢ってありませんか?

 

これは脳の記憶の整理時間だそうです。

ちょうど普段溜め込んだテレビの録画を整理している状態に当たるそうです。

だらか、睡眠は情報の整理のためにとても重要だと言うことです。

そして、睡眠は記憶の整理としても重要ですが、それ以上に病気のリスクを下げるそうです。

 

本書では、喫煙よりも睡眠不足の方が病気のリスクがあると言う研究結果も紹介されていました。

 

 これは結構、衝撃的だったので、しっかり寝ることを意識しようと思います。

 

 

まとめ

今回の本ですが、図解が多く、とても分かりやすく書かれていたと思います。

 

本が苦手な人でも読み易い本だと思います。

 

特に基本的に1項目、見開き2ページで書かれているので、全体像を分かりながらよっめるのでは無いでしょうか!

 

 

ただ一つ言うなら、情報がとても多いと言うことです。

 

アウトプットに関連する情報がたくさん本書には詰まっているので、全部全部吸収して、活用するのはなかなか至難の技だと思います。

 

ただし、本書にも書いてありましたが、本を読みその中から、何か一つ学びや、気づきがあり、それを実生活に取り込めることができれば、1冊の本に十分な価値が生まれると書いてありました。

 

そう言う意味では、アウトプットのカタログ的な本だと思い、「自分がこれはいい」と思うものを発見し、実生活に活かすことができれば、十分価値が生まれるのではないかともいます。

 

今回は、読んだ内容を少し、アウトプットして、自分に落とし込むような内容になりましたが、ぜひ、インプットばかりに目を向けるのではなく、アウトプットにもしっかり励んでみてください!

 

 

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

 

 

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスを見て感想・考察 〜国家と法について考える〜

 

PSYCHO-PASS サイコパスSSが公開され、サイコパスブームがまたやってきました!

そこで今回は2015年1月9日に公開された劇場版 PSYCHO-PASSを通して国家について考えたいです。

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※ネタバレするのでまだ、映画を見ていない人は自己責任で!

 

 

 

PSYCHO-PASS サイコパスの基本・世界観

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                     (PSYCHO-PASSHPより)

舞台は西暦2112年の日本です。

人間の心理状態を数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入・管理された社会で人々はこの値を通称「PSYCHO-PASSサイコパス)」と呼び、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、日々生活をしています。

 

このように監視されてた社会で発生する犯罪に対し、警察組織「公安局」の監視官たちは、携帯型心理診断システム「ドミネーター」を用いて、数値が不安定な潜在犯たちに裁き与え、治安維持活動を実施する世界観です。

 

PROPLICA ドミネーター

PROPLICA ドミネーター

 

 

その数値判定を行うのが「シビュラシステム」ですが、「シビュラシステム」自体が問題のあるシステムですが現状ある社会を維持する為には絶対的に必要であるシステムされる、かなり面白い作品です。

 

特に主人公の公安局刑事課一係、常守朱(つねもりあかね)監視官の「シビュラシステム」に対する葛藤が面白い作品です。

 

〜映画のあらすじ〜

映画はフジテレビ系アニメ枠「ノイタミナ」で2012年に第1期、2014年に第2期も放送されたアニメの延長線上に話は進められます。 

 

鹿矛囲事件から1年半後となる2116年。
シビュラシステムはついに海外に輸出され、
初の試験導入先となったSEAUnの首都・シャンバラフロートはつかの間の平和を得る。
一方日本では、東京湾から武装テロ集団が密入国を果たしていた。
情報屋から一報を受けた常守朱監視官は、一係と現場へ急行。
激しい銃撃戦の末、テロリストを制圧する。
集団が使用していたシューティンググラスからは、
日本の警備システムを知り尽くした人間がその開発に関わっていると推測された。
霜月美佳監視官は禾生壌宗局長の命令を受け、薬物を用いてのメモリースクープを実行。
異例の捜査で得られた映像には、SEAUnの反政府ゲリラと行動を共にする狡噛慎也の姿があった……。(劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスより)

 

 

そんなアニメですが、今回の劇場版ではどちらかと言うと戦闘シーンが多く、深さは薄れた感があったかと思います。と言いながら、最後に「シビュラシステム」と常守朱の討論がとても考え深いものです。

 

 

     ~ネタバレはここから~

シビュラシステムの内政干渉から法のあり方について討議している部分を題材にしたいです。

 

常守朱監視官とハン議長(シビュラシステム)の話し合い

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常森監視官:「他国への内政干渉、本物のハン議長を暗殺を共謀した、これは明確な犯罪行為よ」

 

シビュラシステム:「この国に内政としてよべる制度は実態として存在していません。汚職、差別、民族的宗教的対立、2年前の時点で、すでにSEAUNは連合国家の体裁を喪失していました。」

 

 

シビュラシステムの言葉から分かるようにSEAUNに内政とよべる主体がないことは、映画を見るにSEAUNが反政府組織と紛争状態であることでわかります。

 

 

内政不干渉の原則とは

では内政不干渉の原則で考えると

 

国家は国際法に反しない限り、一定の事項について自由に処理する権利をもち、

逆に他国はその事項に関して干渉してはならない義務と言う、

国家主権から導出される原則となっています。

 

 

以上のように、定義されてる内政不干渉の原則ですが、まずサイコパスの設定では日本以外の国家は非常に不安定な状態になり半鎖国状態な世界観です。

 

このような状況下でそれぞれ国家主体が国家間条約や国際法を正式に結んでいるか不透明です。

 

 

 

と言うことは、まず非常に不安定な国際状況下であり、内政不干渉の原則が実行的に機能されないでしょう。

 

ハン将軍が国家主体かどうか

次にハン将軍が国家主体になり得るのかと言う問題点です。

ハン将軍(実働ニコラス大佐)の軍閥との利害一致でシビュラシステムが導入されています。

 

社会学マックス・ウェーバーによると、国家は二面あるとしています。

  1. 警察や軍隊などの暴力手段を合法的に独占していること。
  2. 官僚や議員など統治組織・構成されている政治的共同体であるということ。

ただし、「正当化された暴力」を独占し、法に従わせることを確実なものとする実行能力を持たなければならない 

 

マックス・ウェーバーの「正当化された暴力」を独占しているかと言う部分で、ハン議長が実行的に国家を支配しているかはとても不透明な部分があると思います。

 

 

ただし、 ハン将軍は国民総意には至っていないが、実質的に国家の運営主体となり活動していることから、独裁主義としては問題ないでしょう!

 

実際この手のことは、現実の国際社会でも行われていることです。武器供与、軍事訓練提供による利権での見返り・・・。

 

 

結論

以上のことから、シビュラシステムが内政が保たれてないから、内政干渉にならないとしている理論には少し問題があるかと思います。しかし、このシステムを単なる計測判断システムとしてニコラス大佐が建前上、SEAUNの安定化に必要不可欠だから導入している以上、問題ないと思います。

 

ただ、常森監視官としては国民が必要として、導入するシステムだからこそ、守る意味が生まれると言う国民主権的意見からシビュラの判断を否定的に考えているのではないでしょうか。

 

まとめ

今回のこの映画は戦闘シーンがとてもしっかりいます。またサイコパスらしく哲学的要素もしっかり入っており、まるで現実の国際社会の状況を表していると考えてしまうとこが沢山ありました。

ぜひ、興味が湧きましたら、見てみてください!